神前式って、どんなもの?
結婚式には神前式・教会式・人前式の3つのタイプがあります。
神前式=両家の親族だけで行う式で、家同士のつながりを重視する式
神前式は、神様を祀る神殿を前に親族のみが参列し、三三九度などの厳かな儀式を行う結婚式のことをいいます。
東京大神宮で行われた大正天皇のご成婚を機に広まったとされています。
神前式は、両家の親族だけで行う式で、家同士のつながりを重視する式です。
神殿がある式場や提携神社のある式場などで行うことができます。
近年、日本の古式ゆかしい和婚を希望するカップルが増え、神前式の挙式数も増えてきています。
神前式のメリットは、次のような点です。
- 三三九度の儀など、厳かな雰囲気の結婚式ができる
- 白無垢に綿帽子など、神前式ならではの特別な花嫁衣装を身に着けられる
- 親しい家族だけで親密な結婚式ができる
神前式のデメリットは、神殿や神社がないと執り行えないため、教会式に比べて挙式できる場所が少ないことです。
神前式の費用は玉串料(初穂料)といい、5~10万円が相場です。そのほか、披露宴などを行えば別途費用がかかります。
教会式=キリスト教圏で行われる教会(チャペル)で挙げる結婚式
教会式は、キリスト教圏で行われる教会(チャペル)で挙げる結婚式です。花嫁は純白のウェディングドレスを着ます。
新郎新婦が牧師の前で愛を誓い合い、指輪交換をします。
教会式のメリットは、次のような点です。
- 花嫁は美しいウェディングドレスを着ることができる
- 髪型やネイルなど、自由に考えられる
- フラワーシャワーやライスシャワー、ブーケトスなど参列者も参加して祝える
教会式のデメリットは、参列者の数や式場によっては費用が比較的かかることです。
教会式にかかる費用は、披露宴などを行わない親族だけの挙式なら5〜10万円程度で可能です。参列者を30名以上呼んで披露宴を行う一般的な結婚式では、70万〜100万円程度はかかります。
人前式=レストランなど自分たちで決めた場所で自由な式次第で執り行い、参列者の前で愛を誓う結婚式
人前式は、レストランなど自分たちで決めた場所で自由な式次第で執り行う結婚式です。
神前式や教会式のように神仏に愛を誓うのではなく、参列者の前で愛を誓い証人になってもらいます。
人前式のメリットは、次のような点です。
- 宗教に関係なく行える
- 儀式にとらわれず、自由な演出で挙式できる
- 和装でも洋装でも行える
- 内容を自由に決められるので、費用を抑えることができる
人前式のデメリットは、結婚式の形式にこだわる親や親族がいる場合には説得する必要がある点です。
人前式にかかる費用は、その式ごとに全く異なります。すべて自前で行えば、ほとんどお金をかけずに行うこともできます。
神前式の流れ
神前式では、次のような各儀式が順次執り行われます。
1.参進(さんしん)の儀…雅楽が流れる中、巫女に先導されて花嫁花婿と参列者が入場します
2.修祓(しゅばつ)の儀…花嫁花婿と参列者がお清めのお祓いを受けます
3.祝詞(のりと)奏上…斎主(さいしゅ)が祝詞を読み、結婚の報告をします
4.三献(さんこん)の儀…お神酒で花嫁花婿が三々九度の盃を交わします
5.誓詞(せいし) 奏上…神前で花嫁花婿が誓いの言葉を述べます
6.神楽(かぐら)の奉納…巫女が舞を舞います。(省略される場合もあります)
7.玉串拝礼(たまぐしはいれい) …玉串(榊)を二人で捧げます
8.指輪交換
9.親族盃の儀…花嫁花婿と参列者が揃ってお神酒を三口で飲み干します
10.斎主(さいしゅ)挨拶
11.退下(たいげ)…全員で拝礼後、退場します
神前式の衣装
花嫁の衣装は、挙式には白無垢に日本髪(文金高島田)、綿帽子(もしくは角隠し)、披露宴では色打掛を着るのが一般的です。
色打掛も花嫁の第一礼装なので挙式で着用することも可能です。
未婚女性の第一礼装である振袖も、裾が長く引きずるように着る黒地の「引き振袖(お引き摺り)」であれば婚礼衣装になります。
綿帽子は、白無垢だけに合わせることができ、花婿以外に顔を見られないようにする意味もあります。
角隠しは文金高島田に巻く布で、魔除けの意味もあるといわれています。こちらは色打掛にも黒振袖にも合わせることができる髪型です。
花婿の衣装は、家紋が五カ所についた五つ紋付き羽織袴に白足袋、白草履です。羽織袴は黒が一般的ですが、白や灰色も着用できます。
参列する親族の衣装は、第一礼装です。和装であれば、両家の母親は五つ紋付黒留袖、父親は五つ紋付羽織袴を着用します。
洋装であれば、母親はイブニングドレス、父親はタキシードが一般的です。
招待されるゲストの衣装は、和装でも洋装でも第一礼装または準礼装で、新郎新婦よりも控えめにするのがマナーです。
未婚女性は和装であれば振袖や色留袖が正装ですが、花嫁と被る色や華やかな柄は避けます。
既婚女性は色留袖もしくは訪問着を着用します。洋装の場合は肌の露出が少ないドレスなどを着用します。
男性は、スーツに白や銀のネクタイが一般的です。
神前式を行う注意点
基本的に親族のみ
神殿での挙式は親族だけで行い、知人・友人は呼べない式場がほとんどです。
キャパシティが大きい式場では知人・友人も招くことができるところもあります。
せっかくの晴れ姿をひと目見てもらいたいという場合は、挙式後に披露の時間を設けるなどして工夫します。
途中入場ができない
神前式は参列者全員での参拝があるため、遅刻すると途中から入場することができません。
当日は全員が時間に余裕を持って到着するよう心がけます。
儀式が多いので練習が必要
慣れない和装で慣れない儀式を行うのは、とても緊張するものです。
まして神前式は参列する経験も少なく見て学ぶ機会があまりありません。
参列する親族全員で事前に流れをおさえておき、当日の立ち居振る舞いを練習しておくと安心です。
素足はNG
神殿は神聖な場所ですから素足はNGです。
ストッキングもしくは白の靴下を持参します。
まとめ
神前式は、本当に親しい間柄の人だけで静かに挙式したいというカップルに人気があります。
厳かな儀式にのっとり、古式ゆかしい衣装で執り行われる神前式も挙式の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
広島県福山市のグランラセーレの森ならお急ぎ婚、授かり婚の対応可能
広島県福山市のユウベルウェディングのグランラセーレの森なら、一般的な結婚式はもちろん、神前式にも対応可能です。
“出雲大社”の分院でもあるグランラセーレの森の神前式場である平照殿
本格的な神前挙式ができて、外の雰囲気も味わえて、そのまま披露宴会場へと移動できる福山では数少ない結婚式場です。
ウェディングドレスのあこがれもあるけど神前式・和装・和婚も気になるという方はぜひぜひ一度ご見学くださいませ。
広島県福山市の結婚式場 グランラセーレの森のブライダルフェアはこちら
御実家が広島県の方や、今現在広島県に住んでいて、神前式で結婚式を行いたいのなら、グランラセーレの森の神前式での結婚式をご利用してはいかがでしょうか。
詳細についてはブライダルフェアや式場見学、またはお電話などで直接お問い合わせください。
広島県福山市 グランラセーレの森
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