家族や親しい友人だけの家族挙式や披露宴では、幼い甥・姪が列席する場合も多いもの。近年では、新婦友人が子連れで列席するパターンも増えています。
長時間にわたる結婚式や披露宴では、赤ちゃんや幼い子どもが退屈したり、ぐずり出したりしてしまうことも心配のひとつ。
そこで、お子様連れゲストを招く際に気を付けたいことや、おもてなしのポイントについてご紹介します。
出入口に近い席に案内する
赤ちゃんや子どものご機嫌は、なかなか大人の思うようにはいきません。特に挙式中の静かな雰囲気の中でぐずり出すと、列席しているママやパパも困ってしまいます。
そんなときのために、出入口に近い席を案内しておくと、他のゲストを気にせずに出入りできるので、列席するママも安心です。
また、”結婚式の厳粛な雰囲気を大事にしたい”という思いが強い場合には、子連れゲストには披露宴から参加してもらうという方法もあります。その際には、式が終わるまでの時間を快適に過ごしてもらえる場所の確保と、絵本やちょっとしたお菓子を用意するなどの配慮も忘れずに。
演出としてお子様ゲストに参加してもらう
バージンロードにお花を撒く「フラワーガール」や花嫁のベールを持つ「ベールガール」、ドレスの裾を持つ「トレーンベアラー」、指輪を運ぶ「リングボーイ&リングガール」など、お子様ゲストにお手伝いしてもらうことで、退屈せずに楽しんでもらえます。
かわいらしい子ども達が登場すると、結婚式や披露宴が華やかで温かな雰囲気に。ちょっとした失敗や間違いも、微笑ましいハプニングとなり場が盛り上がります。
披露宴では、ウェディングケーキを運んでもらう「ケーキ入場」や、お子様ゲストが新郎新婦に花束を渡す「子ども花束」などもおすすめ。お手伝いをしてもらったお子様には、ちょっとしたプレゼントのごほうびを。
披露宴中に楽しめるキッズパックを用意
お子様ゲストが披露宴中に遊べるようなおもちゃや、お菓子を詰めたキッズパックを席に用意しておくのもオススメ。おもちゃは、音が出ない、汚さない、場所をとらない、散らかりにくいものを選ぶのがポイント。
水で落とせるクレヨンやぬりえ、ぬいぐるみなど、最適なおもちゃは年齢や性別などによって異なるので、それぞれのお子様ゲストに合わせて選びましょう。
キッズスペースを用意
授乳中の赤ちゃんがいる場合には、授乳やおむつ替えに利用できる休憩室を用意しましょう。専用の授乳室やベビーベッドがある会場を選ぶと、ママゲストにも喜ばれます。
また、披露宴会場のスペースの都合がつくようなら、ママパパの目の届く場所にベビーベッドを置いたり、キッズスペースを用意。絵本やキッズテントなど音の出ないおもちゃを置いておきます。キッズスペースでは、子ども同士で遊んで過ごしてくれるので、お子さまゲストが退屈しにくいのがいいところ。子ども同士が仲良くなることで、初対面のゲストの間に交流が生まれるというケースも。
最後に
子どもは年齢や性格によってタイプもさまざま。おもてなしに悩んだら、結婚式場のスタッフに相談したり、ママに直接リクエストを聞いてみたりして、可能な範囲で用意をすれば大丈夫。
そして結婚式の当日には、小さな子どもを連れて参加してくれたゲストに、感謝と気遣いの言葉をしっかりと伝えてくださいね。