「基本的には家族中心だけど、親しい友人だけは招きたい」「親族はどこまで招待するべき?」など、少人数での結婚式だからこそ、ゲスト選びに迷う方も多いはず。家族挙式や少人数結婚式で招待するゲストの決め方についてのポイントをご説明します。
メインのゲストは親族?それとも友人?
招待するゲストについて考える前に、まずはふたりが理想とする結婚式をイメージしてみましょう。
両家の家族の親交を深めることを中心に考えた、アットホームな式にしたいなら、ゲストは「親族メイン+親しい友人」。
親しい人に囲まれて和気あいあいとカジュアルな式にしたいなら、「親しい友人メイン+親族」。
職場や恩師などこれまでお世話になった方々にもきちんとお披露目したいと考えるなら、「職場・恩師・親族・友人の範囲」という形になります。
職場の人や恩師など、招く人の範囲が広がるとその分ゲスト人数が増えてきます。そのため、少人数の結婚式の場合には、「親族+親しい友人」というスタイルが一般的です。
親族ゲストの決め方
新郎新婦だけではなかなか決められないのが親族ゲスト。
普段はあまり交流がなくても、親戚づきあいとして招待すべき親族がいることも多いので、まずは両親に相談してみましょう。
親族の人数にもよりますが、一般的に
両親・兄弟・祖父母という近い親族だけなら10名前後、
さらに叔父叔母まで呼ぶ場合は10~20名、
加えていとこやその子どもまで呼ぶ場合は20~30名、
友人や恩師などを加えると30~40名くらいになります。
実際にゲストを選ぶときには、両家で続柄の範囲を合わせたり、親族ゲストの人数を揃えたりする必要はありません。
これまでのお付き合いの深さなどを念頭に考えましょう。
友人ゲストの決め方
友人ゲストを選ぶときには、幼い頃から学生時代、職場・趣味の場など、これまでの人生の各場面を思い出しながら、深いお付き合いのある人を思い浮かべてみましょう。
友人メインの結婚式をイメージしている場合、学生時代などにグループで親しくしていた友人を呼ぶなら、メンバー全員を招待した方がその後のお付き合いもスムーズです。
呼ぶゲストと呼ばないゲストがいると、グループの関係にヒビが入ってしまうこともあるので注意しましょう。
挙式だけに友人を招くときの注意点
「親族だけでの挙式・会食を予定しているけれど、花嫁姿だけでも友人に見てもらえたら…」。
そう思われる新婦さんは多いのではないでしょうか。
挙式だけ招待した場合、ゲストは服装やヘアスタイルなど身なりのことやお祝いのことまで気を使わなければならないにもかかわらず、当日しっかりとおもてなしすることができません。
そのため、友人みずから「挙式だけでも参加させてほしい」と申し出てくれた場合に招待する、という形がいいでしょう。
挙式に出席してもらう場合は、せっかく来てくれた友人と写真を撮る時間や話をする時間を確保しておくことを忘れずに。
そして友人が帰る際には、来てくれたお礼としてプチギフトをお渡ししましょう。
最後に
少人数の結婚式のゲスト選びの基本は、本当に来ていただきたい方をお招きするということ。
ふたりの理想の結婚式をイメージしたら、あとは実際に招くゲストを具体的に書き出してみて。
迷ったときには、自分たちがなぜ少人数の結婚式にしようと思ったのか、どんな結婚式にしたいのかを思い出して、判断の基準にしていきましょう。